【徹底比較】新築住宅のトイレのコスパランキング

建て方

安くて節水できるトイレが選びたい!

ほむら
ほむら

できるだけ水道代とか安くしたいですよね。

今回勉強を兼ねてトイレ大手3メーカーの
節水・節電・コスパを徹底比較しました!

この記事の内容
  • 節水・節電能力の一番高いトイレはなにか?
  • 高いトイレと標準的なトイレの違い。
  • 新築でコスト重視の場合のオススメトイレ。

新築営業で5年間、お客様に住宅をご提案してきた経験をお伝えしていきます。

水回り設備の中で最も使用回数が多いのは実はトイレです。
家族全員が小3回、大1回以上は使うのではないでしょうか?

小3回/日×4人家族×365日=4,380回/年
大1回/日×4人家族×365日=2,260回/年
4人家族の場合、少なくとも6,640回は使う計算になります。

節水能力・清掃のしやすさがかなり重要そうですね…

そんな生活に大きく関わるトイレの選ぶために必要な情報をまとめました!

それではいきましょう!

新築で選びたい節水・節電のNo.1トイレは!?トイレメーカー徹底比較!

今回はTOTO、LIXIL、Panasonicのトイレの3大メーカーで比較してお伝えしていきます。
水道料金・電気料金の合計が安いものカタログからピックアップし代表例として比較していきます。

それぞれ特徴が違いますので、見比べていきましょう。

メーカーTOTOLIXILPanasonic
商品ネオレスト
RH2W床排水
412,000円
センシアアリーナ
床排水
380,000円
アラウーノL150
タイプ2床排水
352,000円
1回あたりの
使用水量
大3.8L
小3.3 eco小3.0L
大3.8L
小3.3L
大4.8L
小3.0L
年間水道料金※1
(265円/㎥)
4,953円
(18.688㎥※2)
5,301円
(20.002㎥)
5,340円
(20.148㎥)
年間電気料金
(27円/kWh)
1,809円
(67kWh)
2,763円
(99kWh)
1,620円
(60kWh※3)
年間合計6,762円8,064円6,960円
※2:水の使用量は4人家族で一人1日大1回・小3回の場合です。
※2:eco小の場合の水量です。
※3:エコモード利用時の電気量です。

●TOTOの解説

さすが、性能も価格もトイレの王様です。
今回選定したネオレストシリーズは節水能力は変わらず、グレードアップすることでより機能がついたりフォルムが美しくなったりします。
その他の機能もかなり充実しているので、これで不満って言われたらもう選択肢がないぐらいのレベルかと。

また、下位の機種でも他メーカーより節水能力は高いためどの商品も魅力的です。

TOTO株式会社 | レストルームカタログ


●LIXILの解説

今回選定したのは1936年ドイツで誕生した企業、グローエ社の商品です。
水栓金具などスタイリッシュな水回り商品で有名な企業です。
2014年にLIXILグループの一員となったため、ラインナップされています。

デザイン性の問題か価格がとても高いですが、大、小それぞれの水量はとても節水能力が高いです。

LIXIL | GROHE センシア アリーナ


●Panasonicの解説

小が水量が3.0Lとトップクラスの節水能力でしたが、他メーカーと比べ大で使う量が4.8Lと多いため、差がでてしまいました。
しかし、実はこの大の水使用量決して多いわけではありません。
水量の面では比較した相手が悪かったです。
ただ、さすがPanasonic。電気使用量で逆転できました。
本体価格を考えても高い省エネ性能を持っており、今回比較した中では最もコスパが良いように感じました。

アラウーノ トイレ設備カタログ| Panasonic


単純に光熱費で比較するとTOTOのネオレストRHが一番でした。

各メーカーそれぞれ使い勝手や独自の機能などもあるので、この結果をひとつの参考にしていただければと思います。

電気・水道料金が最も安いのはトイレの王様!ネオレストRH2W(TOTO)

新築住宅でNo1.トイレに変更するとオプション価格はいくらかかる?

今回は私が勤めていたときの標準仕様GG1(TOTO)と比較していきたいと思います。
一応、水道・電気の使用量も合わせてみていきます。

商品ネオレスト
RH2W床排水
(タンクレス)
GG1
床排水
(タンク式)
希望小売価格412,000円239,200円オプション価格
約130,000円
1回あたりの
使用水量
大3.8L
小3.3
eco小3.0L
大4.8L
小3.6L
eco小3.4L
大1L
小0.3L
eco小0.4L
年間水道料金※1
(265円/㎥)
4,953円
(18.688㎥※2)
5,804円
(21.9㎥※2)
851円
(3.212㎥)
年間電気料金
(27円/kWh)
1,809円
(67kWh)
4,401円
(163kWh)
2,590円
(96kWh)
年間合計6,762円10,205円3,443円
10年間合計
(耐用年数)
67,620円102,050円34,430円
※1:水の使用量は4人家族で一人1日大1回・小3回の場合です。
※2:eco小の場合の水量です。

タンク式トイレとタンクレストイレの違い。

水洗式のトイレは2種類あります。

  • タンク式:タンクに貯めた水を使い排泄物を流す方式
  • タンクレス:水道直結で水圧で排泄物を流す方式

タンク式と比べ、タンクレスの方がコストがかなり高いです。
断水時にタンク式はタンクに残った水が使え、タンクレスは使えなくなるなどの違いもありま

実は目立ったデメリットはそれぐらい。
過去には「停電時に流せない」「機能部(ウォシュレット)だけの交換ができない」「水圧に影響を受ける」など言われてましたが、最新商品では各メーカーで解決がなされています。
今回のネオレストRHもそれらのデメリットを解消した商品の1つです。

一部商品ではデメリットが残っているものもあるかもしれませんので、しっかり確認するようにしましょう。

導入コストが安いトイレがトータル考えるとお得。

GG1からネオレストRHの変更で約13万円ほどのグレードアップ金額がかかると思います。
それに対し、安くなる光熱費は耐用年数いっぱい使っても3~4万円ぐらいです。

オプション金額13万円に対し3~4万円の節約を考えると、コスト重視の場合はできるだけ安価なものを選択した方がトータルで安く抑えられることがわかります。

上位グレードのトイレはフォルムや一部の人から見れば贅沢と思えるような機能が充実しているように思います。
使い勝手はよくなるので実物を見て、(できれば使って)良いものかどうかご自身で判断してみてください。

TOTOのスマートなタンク式トイレ:GG

TOTO株式会社 | レストルームカタログ | カタログビュー (catalabo.org)

タンクレスのように凹凸の少なく、掃除がしやすい形状になっているのがGGです。

ネオレストRH2WにあってGGない機能は「きれい除菌水、フチなしウォシュレット、ステップお掃除モード、ウォシュレット追加機能、やわらかライト、水面下げる」です。

GG1の上位機種、GG2・GG3にすれば「フタの自動開閉、オートeco小、温風乾燥」などの機能をつけられます。
ウォシュレットやより楽な掃除に強いこだわりがなければGGでも十分じゃないかと思います。

機能の詳しい説明についてはカタログをご覧になってみてください。
TOTO株式会社 | レストルームカタログ |

ネオレストは「よりきれい、より快適、より贅沢に」が魅力のトイレ。

TOTO株式会社 | レストルームカタログ | カタログビュー (catalabo.org)

GGでも十分魅力的ですが、ネオレストはその上をいく機能が充実しています。
電気分解してできる除菌成分を使用前や使用後、掃除の際などに吹きかけ汚れが出る前に防ぐ「きれい除菌水」。
よく使用する時間を学習し、事前にニオイを集めてきれい除菌水で洗浄・除菌する「においきれい」機能。
掃除の順序にそって水流を自動的にコントロールでき、何度も水を流す必要がない「ステップお掃除モード」。
etc…

加えてお尻乾かしてくれる温風乾燥・・・贅沢な感じしますよね!笑
使用回数が多いからこそ、充実させたいというご要望は多いかと思います。
コスト以上の価値が感じられる可能性もあるので、ぜひ見て確かめたいですね。

こだわりなければ間違いないのはGG!
でもトイレの時間を大事にしたい方は13万円かけてネオレストを!

新築住宅でこだわらない場合のコスト重視トイレは?

では、一般的なトイレの標準GG1以上にコストを重視したい場合の選択肢をご案内しておきます。
極端に機能のないトイレが一番安いのですが、そこまでグレード低いのは候補から省きます。

今回は2社あげさせてもらいます。
TOTOのピュアレストQRとPanasonicのアラウーノVです。
それぞれ比較してみましょう。

商品ピュアレストQX
アプリコットF1A
TOTO
アラウーノV
(手洗い有)S5
Panasonic
希望小売価格227,600円187,000円
素材セフィオンテクト
(ガラス層+陶器)
スゴピカ素材
(有機ガラス+樹脂)
1回あたりの
使用水量
大4.8L
小3.6L
eco小3.4L
大4.6L
小3.0L
年間水道料金※1
(265円/㎥)
5,804円
(21.9㎥※2)
5,262円
(19.856㎥)
年間電気料金
(27円/kWh)
2,457円
(91kWh)
4,212円
(156kWh)
年間合計8,261円9,474円
※1:水の使用量は4人家族で一人1日大1回・小3回の場合です。
※2:eco小の場合の水量です。

ピュアレストQXは機能を兼ね備えたローコストトイレ。

ピュアレストQRはネオレストと同じきれい除菌水が使える上に、ウォシュレット部分の掃除がGGよりもしやすくなっています。
見た目を除いてはGGより高性能です。

タンクと便座の間の掃除がしにくいとお思いの方もいますが、ワンタッチ着脱で想像よりもカンタンに掃除を済ませることができます。
ウォシュレット|お手入れ・お掃除|TOTO

セフィオンテクトという汚れにくい丈夫な素材のためお手入れは楽、使う洗剤も一般的なものを使える安心なトイレです。
TOTO| レストルームカタログ |

アラウーノVは最低限がNo1ローコストトイレ。

手洗い付き(泡洗浄なし)+New アラウーノV専用トワレ

この金額でタンクレスでこの形状はすごい安い・・・というのが印象です。
便座と背面のスキマが少なくかなりお掃除もしやすいです。

ただし、掃除洗剤に制限があること、手洗い部分の排水は便器に流れないため芳香洗浄剤は効果がないので注意が必要です。
酸性、アルカリ洗剤、アルコール・重曹・オレンジオイルを含む洗剤、柑橘系の香りを有する洗剤、研磨剤入のものetc…
特集Vol.6「お手入れBook ~アラウーノ編~」|ハイ・パーツショップ (panasonic.jp)

コスト重視の場合のほむら的おすすめはTOTOの「ピュアレストQR」

まとめ:トータルコストと使い勝手を考えるとピュアレストQRがおすすめ!

  • 最も節電・節水できる高性能なトイレはネオレストRH2W(TOTO)
  • コスト重視でこだわりがなければGG(TOTO)でも十分!
  • よりコストを抑えたい場合はピュアレストQR(TOTO)がオススメ!

TOTOの商品ばかりでしたが、最も歴史ある水回りメーカーです。
技術力はたしかなものです。

今回はコストに重点をおいてご案内しましたが、実物を見て使い勝手もしっかり確認することをオススメします。
その上で必要なオプションをコスト様子を見ながら採用していってください。

オプションなどでどうしても入れたいものが入れられない場合はその他の項目でコストダウンを図ってみてください。
わかる範囲のコストダウン方法を詰め込んだ記事がありますので、役立てていただけると嬉しいです。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
また次の記事もお家づくりにぜひ役立ててください。

それではまた!

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