【予算オーバー対策マニュアル】注文住宅でお金に困ったら試したい全部【コストダウン、負担軽減、見直し】

建て方

注文住宅で200万円予算オーバーしちゃった・・・どうしよう?

この記事では注文住宅の計画で予算オーバーになったときに、コストダウンするための方法について解説していきます。

この記事の内容
  • 住宅でコストダウンする方法とコストダウンしない方がいい場所
  • 住宅ローンで考えるべきポイント
  • 土地探しで考えるべきポイント
  • その他に考えるべきポイント

住宅営業として、300組を超えるお客様の相談に乗ってきました。
ほとんどの人がスタート段階で予算オーバーでした。

多くのお客様がぶつかる予算の壁。
でも柔軟に計画を見直していくことで十分回避できます。

まずはお茶を飲んで予算でいっぱいの頭と心をリセットしてください。笑
スッキリしたらご案内するもので採用できるものはないか、検討してみてください。

それでは見ていきましょう!

  1. 住宅で見直す。
    1. 住宅でのコストダウン方法
      1. 総2階に近づける。
      2. 住宅を小さくする。
      3. 壁や扉を減らす。
      4. 窓を減らすか、無くす。
      5. 屋根や外壁の形状をシンプルにする。
      6. 収納をまとめる。
      7. 水回り設備のグレードダウンやオプションの取り外し
      8. 施主支給を増やす。
      9. 後付けを増やす。
      10. カーテンをオーダーしない。
      11. 外構はあとからにする。
      12. 造作から既製品に変える。
      13. 既製品から造作に変える。
      14. 造作や既製品からDIYに変える。
      15. 備え付けから持ち込みに変える。
      16. ダウンライトからシーリングライトに変える。
      17. コスパのいいコーディネートで内装のオプションを減らす。
      18. LDKをLKかDKどちらかにする。
      19. 建築会社への価格交渉
      20. 建築会社の相見積もり
    2. 住宅でコストダウンしない方がいいポイント
      1. 断熱のグレードダウン
      2. サッシのグレードダウン
      3. 外壁のグレードダウン
  2. 住宅ローンを見直す。
    1. 金利が低い商品を見つける。
    2. 借入期間を長くする。
    3. ボーナス返済を考える。
    4. 頭金(貯金・贈与)を検討する。
  3. 土地探しを見直す。
    1. 工事費がかからない土地を探す。
    2. 個人売買できる土地を探す。
    3. 最低限の面積の土地を探す。
    4. エリアを変える。
    5. 適度な不整形地を検討する。
  4. その他を見直す。
    1. 家計とライフプランの見直し。FPへの相談。
    2. 火災保険一括見積もり
  5. まとめ

住宅で見直す。

計画の総額で最も割合が大きいのは住宅(本体)の金額です。
よく見ると見直しできるポイントがたくさんあります。

住宅でのコストダウン方法

総2階に近づける。

間取りを総2階に近づけることで建築コストを抑えることができます。
総2階とは、1階と2階がほぼ同じ大きさの間取りのことです。

なぜ安くなるかと言うと、住宅本体の工事費の中でも基礎と屋根の工事費の割合が大きいからです。

例えば・・・

①総2階の30坪

②1階20坪、2階10坪の30坪

②の方が屋根と基礎の面積が10坪大きいので、同じ坪数でも①の方が建築コストを抑えることができます。

おわかりいただけましたか?
工務店の見積もりによって変わるかと思いますが、私が勤めていたところでは1坪15万~20万円ほどかかっていました。(高すぎ・・・。)
総2階にするだけ20万〜30万円のコストダウンは簡単にできてしまいます。

他のメリットや総2階のデメリットなどをまとめた記事がありますので、総2階を検討する方はぜひ読んでください。

住宅を小さくする。

建物を小さくすることでカットできるコストはかなり大きいです。
80万円前後の坪単価が全国的に平均値になっていますので、1坪の削減でかなり大きなコストダウンになります。

例えば、4LDKの間取りで各部屋を1帖ずつ小さくしていけば、それで2坪です。
100万円は削減できそうです。

他にも、うまく作ることで廊下を減らしたり、家具でコンパクトな空間を最大限使えるようにしたりすることも可能です。

理想を壊さずに坪数を減らす方法について過去に記事を書いています。
きっと参考になるかと。

壁や扉を減らす。

壁や扉をなくすことで、材料費を削減でき、さらに開放的な空間になります。
壁については減っても見積もり上マイナスにならない工務店さんもあるかもしれません。

でも、壁がなくなることで1つの空間が広くなります。
間取りを大きくしなくても理想の広さを実現できたり、間取りを小さくできる可能性があります。

念の為、壁や扉をなくせそうな箇所をあげておきます。

扉をなくせる箇所アイデア
  • 子供部屋の収納
  • 納戸
  • パントリー
  • リビング⇔客間
  • リビング⇔玄関
    (北国は寒さが来るので要検討)

etc…

壁をなくせる箇所アイデア
  • 子供部屋⇔子供部屋
  • リビング⇔玄関
  • 寝室⇔ウォークイン
    →オープンクローゼット
  • シューズインクローゼット
    →見せる収納

etc…

当然あるものという思い込みを外していただくと、コストも下がってメリットにも感じてきます。
広さをそのままに開放的に見せるための方法をまとめてみました。
ここにあげたもの以外にもたくさん方法を載せてます。
よければ読んでみてください。

窓を減らすか、無くす。

窓をつけなくてもいい部屋は窓を調整していただくのも1つの手です。
住宅には窓が必要ない部屋も存在します。
代表例はトイレや洗面脱衣などの水回りです。

中には窓がないなんて気持ち悪いという人もいるかもしれません。
でも私は窓がなくてもいい、むしろ無いほうがいいとも思っています。

水回りに窓がいらない理由
  • 窓がなくても計画的に換気されるようになっている。
  • 窓があることで冷気の出入口になっている。
  • 窓があることでプライバシーが外に漏れている。
  • 北側が家の顔になる場合、窓が少ない方がかっこいい。
  • 窓がないことで、コストも下がる。

南側に水回りが来ている場合は別問題ですが、日当たりが良い場所に水回りがくることはほとんどないかと思います。
冬場には熱的に厳しい環境になりやすいです。
まして水回りは服を脱ぐシーンもありますので、寒さを感じやすいです。

どうでしょう、水回りで窓が無いことのメリットも以外と多いと思います。

掃除のときに空気の入れ替えを絶対したい、使うときに絶対陽の光を浴びたいという方は窓が合ったほうがいいと思いますが、よく考えるとなくてもなんとかなります。

窓の選び方や計画のポイントについて書きましたので、サッシ検討したい方はこちら。

屋根や外壁の形状をシンプルにする。

屋根や外壁形状をシンプルにすることでコストダウンにつながる可能性があります。
外壁や屋根が複雑な形状の場合、余計な部材や加工手間などでお金がかかることが多いからです。

例えば、屋根だと切妻や片流れなどシンプルな形状であるほど施工もシンプルになりコストが抑えられ、年数がたったときの雨漏れのリスクも少なくなります。

外壁の場合、凸凹していると外壁面積が多くなるだけでなく、コーナー部材も増えます。
必要な材料が増えるのは一目瞭然ですね。
正方形に近いほどコストを抑えやすいです。

建物をシンプルに作ることは、コストダウンだけではなく、劣化のしにくさにも繋がります。
まったく日の当たらない場所があったり、角が多いことで天候や環境の影響を受けることで劣化が早くなることもあります。
初期コストだけじゃなく、ランニングコストも考えて建物はシンプルに作ることをオススメします。

収納をまとめる。

収納をまとめることでコストダウンの可能性がでてきます。
わかりにくいかもしれませんが、コストダウンの要素とメリットをお伝えします。

収納をまとめることのメリット
  • 分けるよりもまとめたほうが扉の数が少なくすむ。
  • 扉が少なくなる分、家具配置の自由度が高くなる。
  • 間取りの要素少なくなるため、廊下を減らしやすい。
  • 収納空間が大きくなるため、大きなものを収納しやすい。
  • 棚を共有できるため棚の費用を抑えやすい。

使い方によるかもしれませんが、収納を集約することで探しものはだいたいそこで見つかる環境をつくれますね。
細かく収納を分けるのも使いやすいかもしれませんが、その分扉の費用もかかります。

どうしても各場所に収納が必要な場合は、扉のついていない見せる収納も1つ手段かと思います。
センスを問われますが、無印良品などの収納箱をうまく活用すればとても使い勝手の良い空間になります。

水回り設備のグレードダウンやオプションの取り外し

水回り設備のグレードダウンやオプションの取り外しをすることでコストを抑えることができます。
グレードダウンに限らずメーカーの見直しもOKです。

各メーカーには特徴があり、理想の仕様が強みになっているメーカーを選ぶのがいいです。
工務店によりますが、推している水回りメーカーが必ずあり、最初の提案はそのメーカーになりがちです。
担当に自身の理想を伝えた上で理想の水回りメーカーを提案してもらうと良いと思います。

オプションの取り外しについては、特に後からでもつけれるようなものは優先して検討すると良いです。
たとえば、タオルフックやサポートワイヤーなどはネットでも購入が可能です。
小さな金額ですが、積み重ねです。

個人的に水回りで外してもいいと思えるオプションはこちらです。

水回りはずしてもいいオプション
  • シンクのサポートワイヤー
  • キッチンのタオル掛け
  • キッチン引出し収納内につける+αの収納
  • キッチン吊戸(正面と背面の両方)
  • システムバスの棚
  • システムバスの鏡
  • システムバスのカウンター
  • 風呂フタ・フタフック(シャワー派の人)
  • トイレのタオルかけ
  • トイレを手洗い一体型にする または トイレ出てすぐに洗面化粧台を設置する。

施主支給を増やす。

施主支給は、施主で材料を用意して工務店に施工してもらうというものです。
施主支給を増やすことで工事の金額を下げられる可能性があります。

どんな工事も、人件費と材料費に利益をのせたものが見積もりの金額になります。
材料費とその利益分が、他で準備したときと比べやすい場合にはメリットが出ます。

ただし、施主支給は不具合があったときの責任がわかりにくいです。
材料に問題があったときには、施主の方で対応する必要があります。
購入も、施工後もめんどうなことが苦手なら工務店にお願いする方がいいかもしれません。

施主支給はこのようなものが考えられます。

よくある施主支給
  • エアコン
  • 照明器具
  • 紙巻機
  • タオルかけ
  • おすすめしないけど、水回り設備

後付けを増やす。

水回りでもありましたが、新築では後付けできるものもあります。
後付けは暮らしてみて内容を考えられるため、本当に必要かどうか検討しやすいというメリットがあります。

例えば…

後付けできる箇所
  • 収納内の棚
  • 北国におけるエアコン
  • 飾り棚
  • 当分使わない子供部屋などのカーテンなど
    →子供が物心ついてから自分で選べるメリットも。
  • 玄関扉のスマートキー
    →キュリオロックという商品で後付け対応が可能。

ただし、後付けで工務店などに依頼しなきゃいけない場合は、再度人が出向いて施工する形になるため割高になる可能性があります。
また、生活しながらの工事で少し不便に感じることもあるかもしれません。

カーテンをオーダーしない。

カーテンをオーダーではなく、既製品で用意することで金額を抑えることができます。
オーダーの場合、生地を加工する手間などもあるため割高になります。

既製品の場合、窓にぴったりおさまる形にならない可能性の方が高いです。
人の目に付きやすいLDKまわりだけはオーダーで、その他は既製品という対応がベストかと思います。

既製品の他に省エネを考慮したカーテンの計画について解説してます。
意外とこだわれる部分はたくさんありますので、参考にしてみてください。

外構はあとからにする。

フェンスや門扉などをあまり見かけないような田舎であれば外構を後回しにするのもありだと思います。

都会の場合、門扉やフェンスがないことで、どうしても目立ってしまったり、セキュリティーの問題があるかと思います。
お住まいのエリアの特性を考えた上で判断が必要です。

しっかり外構工事をする場合には、住んで環境をよく理解した上で計画できるのはメリットのように思います。
外構もそれなりにお金がかかると思いますので、慎重に計画したいですよね。

外構工事の相見積もりで抑えた価格でできる場所を探すのも手段の1つです。
見積もりの確認ややり取りなど手間は増えるかもしれませんが、可能性を模索するために必要な時間として挑戦してみてはいかがでしょうか?

造作から既製品に変える。

造作工事は加工や取付手間がかかる分、既製品よりも高くなりやすいです。
特に扉がついたり、引出しがついたり、作りが凝ったものはなおさらです。

できるだけ既製品を採用することをおすすめします。
コストが抑えられる他に、寸法が変わりにくい、保証がしっかりしている可能性が高い、使いやすいというメリットがあります。
水回りは特にこのメリットが大きいです。

既製品は使いやすい、上にコストも抑えられるのでおすすめですよ!

既製品から造作に変える。

さっきとは逆ですね。

例えば、既製品の収納で扉がついているものから、棚のみの扉がついていない収納に変えることでコストが下がる可能性がでてきます。
このケースは人の目につかないような箇所は採用しやすいです。
対面キッチンの吊戸棚なんかいいですね。

人の目につくような場所でも、収納箱などを活用することで出し入れもしやすく、飾りも置くことができます。

造作だからといって高くなるわけでは無く、計画次第ですので担当の方に幅広く提案をお願いすることが大事です。

造作や既製品からDIYに変える。

見積もりの価格の多くは人が動く手間、人件費です。
仮に自分ひとりで全部工事できたとしたら、ものすごく安くなります。
(それだけ多くの人が協力して家って完成するんですね・・・)

もしDIYに興味があるようでしたら、挑戦してみるのはいかがでしょうか?
人件費や利益分やすくなるので、それなりにコストを抑えることができます。

時間はかかりますが、人によっては楽しみもできます。
自分の生活に合わせて、自分で作っていく形は今の時代にとても合っていると思います。

DIYでできそうな部分としては…

新築でDIYすることが多い場所
  • ウッドデッキやフェンス
  • カウンター
  • 飾り棚
  • 塗り壁
  • テレビ台やダイニングなどの家具

etc…

備え付けから持ち込みに変える。

備え付けというのは、完成時に既についているものをいいます。
持ち込みは、今のお住いでお使いの家具や収納のことですね。

ここで特にオススメしたいのは、収納内の棚です。
備え付けの棚を最低限にして、足りない分を持ち込みで補うことで、建築費を抑えるだけじゃなく、生活に合わせて収納内の模様替えがしやすくなります。

収納は生活によって入れるものが変わったり、しまい方も変わると思います。
備え付けで対応できないものも、持ち込みなら対応できます。

今ある家具を確認して、持ち込めないか検討してみましょう。

ダウンライトからシーリングライトに変える。

ダウンライトをシーリングライトに変更するとコストが下がります。
ダウンライトで4~6個必要でも、シーリングライトなら1個で済みます。
その分照明器具代金と照明の配線費用分が安くなります。

シーリングライトを選ぶことのメリットが、調光調色機能がついていても価格が安いものがあり、コスパがとてもいいです。
あまりいいイメージが無い方も多いですが、最近ではオシャレで声で操作できたりすごく機能的な商品もあります。

最近気になったのはSONYさんの【マルチファンクションライト】です。
スタイリッシュな上に、声で操作、Bluetoothでスピーカーにもなる・・・。
類似品もありますが、今の所お気に入りはSONYさんです。

コスパのいいコーディネートで内装のオプションを減らす。

内装ではグレードの高いクロスやクロス以外のものを使うことで金額が上がります。
きっと多くの方はいいクロスを使いたいのではなく、オシャレな空間にしたいという方がほとんどかと思います。

よっぽどの要望で無い限り、コストをかけずにおしゃれにすることは可能です。
色を建物本体だけで考えない、色を使いすぎない、そして色のバランスをうまくとることでおしゃれに近づけるはずです。

一箇所あたりのクロスのオプション金額は、そんなに高くないかもしれません。
どこまでやるか考えた上で取り組んでみてください。

カラーコーディネートについてまとめてます。
色の視覚効果や、色のバランスについて書いてますので参考にして下さい。

LDKをLKかDKどちらかにする。

少数派かもしれませんが、私はLDKにリビングテーブルとソファはいらないと思っています。
個人的な理由としては掃除する場所が増えるからです。
他にもメリットがあります。

リビングテーブルとソファを無くすメリット
  • 掃除する場所が少し減る。
  • リビングの家具を買わない分、ダイニングセットで少し贅沢できる。
  • LDKに必要なスペースが広くなくても済む。

少し大きめで素材感のあるダイニングを置くのが、個人的にはオススメです。
それだけでも少しおしゃれで格の高いデザインになりえます。

リビングのソファとテーブルは当たり前だと感じている方も多いですが、一度なくなったときのイメージもしてみてください。

建築会社への価格交渉

いろいろ見直してうまく行かない!この会社で絶対建てたい!という場合には建築会社に交渉しましょう。
もしかすると協力してくれるかもしれません。
私が勤めていたところでは、見学会や完成写真などでの公開を条件にプレゼントをしていました。
担当者もいっしょにお家づくりを進める仲間のはずです。
限度はあるかと思いますが、何かしらの協力をしてくれるかと思います。

聞くタイミングは後半がよいと思います。
理由は様々なコストダウンを検討してからの方が、

  • 担当者も最後の手段だと思ってより真剣に考えてくれる。(もちろん最初から真剣です。)
  • 他の場所でコストダウンをしているため建築会社の負担も比較的少ない。

というメリットがあるからです。
大きな声で言えませんが早く決着をつけたいと思ってもらうというのもあります。
かしこく、角が立たないように、うまく交渉してみてください!

私が実際に受けた値引き交渉でよければこの記事を参考にしてください。
値引きはされたくありませんが、みなさんの役に立てば嬉しいです。笑

建築会社の相見積もり

選ぶ会社により価格設定が違います。
ローコスト住宅とブランド住宅を建てるところでは大きな価格差がでてきます。
多くの方はローコスト住宅を選ぶことで、予算内に収まる可能性が高いです。

しかし、注意点があります。
使っている材料は大手ハウスメーカーではないかぎり、独自のものを使っているケースはほとんどありません。
なので価格が下がれば材料も安く性能が低いものになっている可能性が高いです。

ここで最も期待したいのは別の切り口からの提案です。
営業や設計者によって全く違う提案が出てくることがあります。
そこであなたが納得できる、新しい提案で問題解決の糸口が見えてくるかもしれません。

無料で使える建築会社の一括見積もりのサービスがあります。
一つ一つ依頼する手間を省いて、とりあえず判断する材料が欲しい場合にはメリットが大きいと思います。

中には素直に見積もりを出してくれない会社もあるようです。
少しでも役に立てればと、資料を送ってくれるような会社の方が頼りやすいかと思います。
無料なのでよければ活用してみてください。

このタウンライフを使うにしても、自身で相見積もりをするにしても、「正しい」方法があります。
正しく比較検討して注文住宅を実現してくださいね。

住宅でコストダウンしない方がいいポイント

ここまではコストダウンを検討できるポイントについてご案内してきましたが、ここからは避けたほうがいい場所です。

いづれも性能に関わる大事な項目になります。
どうしてもという場合はデメリットを把握し、工務店の担当に確認の上で判断してくださいね。

断熱のグレードダウン

断熱材の役割は外部からの熱的影響をシャットアウトすることにあります。
グレードダウンすることで快適な環境にするための光熱費が高くなる可能性があります。

ものによっては変えるだけで30万~40万円ぐらい下げることができます。

それぞれ工務店によって標準は変わりますが、外断熱は入っていた方がいいです。
理由は暖かさだけではなく、熱橋による壁内結露を避けるためです。
壁内の結露は建物の寿命に影響します。

もし外断熱の有無でコストダウンできるとしても、それは削らない方がいいと断言できます。

サッシのグレードダウン

サッシは断熱と同様、ガラスの枚数に応じて室内の熱環境に大きく影響します。
いま北海道ではトリプルガラスがスタンダードです。
一部のローコストではペアガラスが標準のところもありますが、冬場に室内からガラスを触ったときの温度が全く違います。

ガラス面は壁面よりも冷気が通りやすいので、サッシの性能をあげることは温かい空間の実現、結露の防止にとても効果的です。

ペアガラスとトリプルガラスで30万円前後コストが変わりますので無理は禁物ですが、トリプルガラスをオススメします。

外壁のグレードダウン

外壁材の変更で100万円単位でコストが変わる可能性があります。
良いものにすることで、おしゃれになったり、メンテナンスを長くしなくて済んだりします。

日本で最も使われている外壁材は窯業系サイディングと呼ばれるものです。
窯業系は10~15年ぐらいで塗装によるメンテナンスが必要になりますが、よいものになると20~25年メンテナンスをしなくて済みます。

もし予算の余裕があれば、よいものを。
標準がいいものならグレードダウンはしないようにしましょう。

住宅ローンを見直す。

住宅ローンの金利や組み方でも返済金額は変わってきます。
同じ建物の金額なら返済は負担が少ないほうがいいですよね。
住宅ローンで考えるべきポイントを見てみましょう。

金利が低い商品を見つける。

住宅ローンの商品は3種類あります。
全期間固定・固定期間選択型・変動金利、、、。
金利が高いのは全期間固定です。

他のものを選べば返済当初は間違いなく返済の負担が少ないです。
ただ、金利が変わるデメリットがあります。

予算オーバーの際には、当初の返済を予算内におさめられますが、リスクも把握した上で選択しましょう。
詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

借入期間を長くする。

住宅ローンの借入期間は長いほど月々の返済負担は減ります。
25年から35年に長くするだけで2.5万~3万円負担が減ります。
今では年齢によっては40年まで長くできる場合もあります。

個人的に住宅ローンを長くすることはメリットが大きいと考えています。
手元にお金を残すことができるからです。

手元に残せたお金で貯金や投資などにまわせます。
老後やメンテナンスのための費用として残せるよう計画してみてください。

借入期間についての参考記事をよければ御覧ください。

ボーナス返済を考える。

返済を精神的に楽にするための方法です。
ただし、物理的には若干負担が減るので、オススメしません。

どうしても月々の負担の大きさが気になる場合に検討、、、してみますか?笑

頭金(貯金・贈与)を検討する。

頭金を出すことで、住宅ローンの借入額を減らします。
月々の負担が減りますが、貯金の場合は手元に残せるお金が減ることがデメリットです。

頭金は貯金以外にも贈与が考えられます。
直系尊属(本人の父母・祖父母)からの住宅取得金の贈与については条件を満たしている場合、住宅仕様によって500万~1000万円まで非課税枠があります。
税金がかからないのはメリットが大きいですね。
条件がありますので、使えるかどうか担当者や税務署などへしっかり確認してみてください。

令和4年度に税制改正で住宅取得金の贈与に関する内容も変更がありました。
詳しく知りたい方は財務省の令和4年度税制改正の大網をご覧ください。

土地探しを見直す。

土地は自分の希望の条件のものがあるとは限りません。
エリアによっても選択肢は変わります。

自分の選べるカードの中でできることを増やしていけるかがポイントです。
具体的に何ができるか見ていきましょう。

工事費がかからない土地を探す。

土地によって必要な工事は変わります。
100万円単位で変わる可能性だってあります。
安い土地でも工事費が高かったら意味ないですよね。

工事費がかかりにくい土地は、分譲地が目安です。
分譲地は区分けしているすべての土地を家が建てられる状態にしてから売りに出しています。(地盤改良工事を除いて。)
住宅街で町並みが整っていることも多いので、住環境としてもメリットがあります。
土地を探す際に分譲地の雰囲気に近い土地を探してみてください。

土地によって必要な工事について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧になってみてください。

個人売買できる土地を探す。

土地は不動産会社や建築会社が仲介として入り売買する場合と、会社を通さず個人で売買する場合の2種類あります。(競売は抜かします。)

仲介として入っている場合、適正価格で販売する傾向が強いように思います。
取り扱う情報も限りがあります。

まだ情報として出ていない土地を探すには、個人売買で探し安く売ってもらう可能性を模索しましょう。
めちゃくちゃ大変ですが、稀にとても良い条件の土地に巡り合うこともできます。

土地の探し方についてこの2つの記事が参考になるかと思います。

最低限の面積の土地を探す。

余分な大きさがあるとその分土地の価格は高くなります。

物置やガレージ、畑、庭など外構の要望によって必要な広さは変わります。
他にも地域や立地にもよって変わるため具体的な数字を伝えるのは難しいですが、私なりの目安を作ってみました。
※あくまで目安です。プロへ必ず相談しましょう!

土地の大きさの検討方法

◆土地の基本の大きさ:60坪(固定資産税での小規模住宅用地の200㎡を参照)

◆必要広さの加算要素
 ・積雪地域:10坪追加(除雪や落雪を考慮)
 ・平屋:10坪追加
 ・完全分離2世帯:20坪追加(建物が大きいことと駐車スペースを考慮)
 ・ガレージやカーポート:5坪追加(設置時の日当たりなどを考慮)
 ・寒冷地で北向きの場合:10坪追加(冬場の日射取得を考慮)
 ・その他(庭や畑、やりたい趣味、仕事):必要に応じて

うるさく言いますが、計画によって必要な面積は変わります。
工務店の担当へ最低限の面積について相談し、土地を探すようにしてくださいね。

特に北側道路の土地の場合は、日当たり確保のためある程度の大きさが必要です。
メリット・デメリットがわかった上で計画を進めないと失敗につながってしまいます。

ただ、価格が安く売れ残っていることも多いため狙い目です。

北側道路の土地についての記事がありますのでよければ。

エリアを変える。

坪単価は立地条件によって大きく変わります。
公共や商業施設、大きい道路などに近いと土地単価は高いことが多いです。

私が住んでいる地域でも坪単価が3万~5万円違ったりします。
80坪だとしたら、最大400万円も違います・・・。

坪単価5万円も違うと環境もかなり変わってしまいます。
お家づくりの優先順位で土地がどれぐらい重要か改めて考えてみて、バランスをとってみてください。
どこまでが許容範囲内か、その中で選べる候補は何があるか一度見てみると、意外と計画にマッチする土地情報も見えてくるかもしれません。

適度な不整形地を検討する。

旗竿地や高低差のある土地は工事費がかかりますのでオススメしませんが、住宅の計画に影響しない程度の不整形土地は検討いただいてもいいかと思います。

例えば三角の土地です。
角の部分に配置をするのが難しいため、物置やガレージなどを計画するには長方形や正方形が望ましいです。
ただ、入れば問題ありませんし、特徴的な外構でおしゃれにできる可能性もあります。
形状も使い方です。担当のセンスは問われますが、デザインの可能性が見えてくれば変形土地もありだな、と思えてくるかもしれません。

不整形ということで税金の評価が下がるメリットがあります。
ただし、不整形の基準もありますので要確認が必要です。

安い土地には様々な理由があります。
不整形地以外にも安い土地はありますので、メリッ・デメリットを把握した上で計画していきたいですね。
安い土地についての記事を参考にしてみてください。

その他を見直す。

ここまで建物・土地・ローンで見直せるポイントを見てきました。
最後にその他で見直せるポイントについてのお話です。

家計とライフプランの見直し。FPへの相談。

予算に余裕があっても必ず行ってほしいのが、家計やライフプランの見直しです。
ご自身の家計がどんな状況にあるか把握できていないのに、大きな買い物に望むのは危険です。
さらに余裕ができる可能性もありますので、お家づくりがどんな状況でもこの見直しをしてみてください。

うまく見直せる自信がない方はFPに依頼するのがいいでしょう。
有料・無料いろいろありますが、無料保険相談サービスの活用がおすすめです。
何社か利用できる場所がありますので、複数のプロの意見を聞いてもいいかもしれません。

この家計やライフプランについての記事をよければご覧ください。

火災保険一括見積もり

火災保険は長期一括がお得なので、最初にある程度の金額を支払うことになります。
そのため内容次第で大きな差がでてくる可能性があります。

できるだけ火災保険安くしたい!という場合にはこちらの記事を参考にしてみてください。
安くするための建物の仕様や地域による考え方などもわかります。

上の記事の結論としては火災保険の一括見積りサービスの使用が近道です。
一個一個見積もり取るのも、比較するのもプロに頼らないと大変です…。

お世話になっている保険屋さんがいたり、工務店の方で取り扱える場合はそちらでも大丈夫ですが、価格を抑えたい場合には一括見積りで安い場所を確認できるとすごく便利です。

基本的には同じ内容であればほとんど価格差はないかと思います。
でも扱える保険の手厚さなどの違いは出てくるはずです。
価格と内容を見てベストな火災保険を選択することをおすすめします。

まとめ

ここまでお疲れ様でした。
コストダウンの方法はたくさんあります。
それが使えるかどうかはお家づくりの優先順位次第です。

何を大事にするかが決まっていれば使える手段は限られてきます。
足が止まってしまった今だからこそ家づくりの理由を改めて考えてみてください。

みなさんのお家づくりのお役にたつ情報でしたら嬉しいです。
それではまた。

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