リビングなし・ダイニングなしってたまに聞くけど実際のところどうなの?
自分も1年ほどダイニングなしです。
お客様にも提案・希望され設計したことがあります。
採用するにあたってデメリットを知っておきましょう!
って思われるかもしれません。
でも1年実践してみて自信をもっていいます。
オススメです!
この記事を読むことで、
オススメな理由、デメリットまで知ることができ、採用する際の参考にしていただけます。
実体験を綴っていきますので、きっとわかりやすいかと思います!
リビングなし・ダイニングなしにするメリット
私はダイニング無しの生活だったのですが、
感じたメリットについて解説していきます。
空間を広く感じる
ダイニングなしに実際してみてLDKがかなり広く感じるようになりました。
理由は二つあるように思います。
これはダイニングなしだからこそ効果が大きいと言えます。
もちろん、リビングなしでも広く感じるかと思います。
それでもより広く演出したい場合はダイニングなしがオススメです。
間取りの調整ができなくて広さが足りない場合には有効ですね!
大きな家具を置ける
空間のゆとりができるため置く家具のサイズを選びません。
私が担当して建てたお家では3m近いダイニングテーブルを造作させてもらったことがあります。
リビングなしのお家でダイニングテーブルが主役となるような空間でした。
大きな家具を置くことで、
などのメリットがあります。
リビング・ダイニングのどちらかだけなので、大きな家具で機能性をカバーできそうですね。
パーティとかできそうですね!
(そんな友達いないですけど。笑)
掃除をする場所が減る
家具を減らすことで掃除をする場所が減ります。
使う頻度は多くなるので、汚れる頻度は増えるかもしれません。
それでも管理する場所が減るのは個人的に大きいです。
私はそこまで部屋をキレイに維持できる方ではありません。
なので来客時に両方掃除するのはめんどくさいため片方だけだと気持ちが楽です。
ミニマリスト的な考え方ですが、管理すべきものが減ると気持ちが楽になりますよ。
管理するものを減らす方法として断捨離があります。
家づくりの前の断捨離はメリットがかなり大きいです。
こちらで解説しているの必ずやってくださいね!
間取りの融通が効きコンパクトに設計しやすい
空間のゆとりを作りやすく、間取りの融通が効きコンパクトに設計しやすいです。
必要なものが多くなれば多くなるほど、間取りは制限されていきます。
家具に限らず部屋の数も同じです。
間取りで行き詰まっている際には、
などを試すことで自由度が上がり思い通りの間取りが出来上がる可能性があがります。
ちなみにリビング・ダイニングの最低限の広さについてはリビングとダイニングの広さ|プロが考える最低限ほしい帖数にて解説しています。
参考にしてみてくださいね!
特徴的な空間にできる
リビングなし・ダイニングなしにすることで特徴的な空間・印象にすることができます。
私なりに分析して以下のような理由があげられます。
もしかすると一部のカフェや飲食店でも同じことが言えるかもしれません。
参考にしてコーディネートするとオシャレにしやすいはずです。
スタバとかカフェって一つの机に何人も座れますよね。
憧れます。笑
リビングなしだと生活にメリハリがでやすい
リビングなしの場合、生活にメリハリがでやすいです。
実際にリビングなしで建てたお客様からの感想で、
ソファあるとくつろぎすぎちゃうのよね。
ダイニングだけだと生活にメリハリがでた気がするわ。
とのことでした。
ソファと比べ座面の高いダイニングは立ち上がりやすいため、行動がしやすいというのが理由かと思います。
実際に私はソファが少し行動が億劫になってしまうので、リビングなしに変更したいと思っています。
行動しやすくしたい方にはリビングなしがおすすめです。
逆に「LDKではくつろぐ!」と
割り切る方はソファの方がいいです。
したい生活をイメージしてみてくださいね。
価格の高い良質な家具を買いやすい
リビングかダイニングを減らすことで家具の予算にゆとりを持たせることができます。
できたゆとりで価格の高い良質な家具を買うことが可能です。
4人家族の場合でそれぞれの家具の相場を見てみましょう。
※大手含む近隣の家具店舗にて確認
選ぶものにもよりますが、これだけの金額がかかります。
もしどちらかだけにできれば約2倍の値段の家具を購入できるので気に入ったものも見つけやすいです。
全体的な予算を減らしたい場合にも有効ですね!
リビングなし・ダイニングなしにするデメリット
次はデメリットです。
実際に経験して不便、こうだったらいいなと思ったことを記載していきます。
ダイニングなしの場合、ソファーでだらけやすい
メリットでもお伝えしましたが、
ソファはくつろぎ過ぎてしまうためだらけてしまう危険性が高いです。
ダイニングと比べソファは座面が低く立ち上がるのに使うエネルギーがちょっと多いです。
実際に私がそうで、ソファの居心地が良すぎるのは問題だと感じています。
など…いや、悪いことじゃないんですけどね。笑
間をとって座面が高いソファを採用できれば解決するかもしれないです。
テーブルにモノを置いてしまい、ご飯や来客時に準備しにくい
リビング(あるいはダイニング)が中心の生活になるため、モノをたくさん置いてしまうリスクがあります。
私の場合はリビングが中心の生活のため、基本的なティシューやリモコンの他に保湿クリームやチラシなどを置きっぱなしにしてしまいます。
(意識の問題だろって自分で思います。笑)
リビング・ダイニングが両方ある場合は分散するので気になリにくいですが、片方になるとそうもいきません。
食事の準備ができて料理を並べたいのに出せないなんてケースがよくあるので、もっと掃除の意識を高めないといけないなと思ってます。(反省)
同居人の協力は必ず必要です。
我が家は嫁のほうが立場が上なので、
私が頑張って掃除します。笑
たまにダイニング(またはリビング)が恋しくなる
前述しましたが、ソファでだらけてしまったときに
はぁ…ダイニング…
となることがあります。
我が家が今リビングだけなのは持っていた「こたつ」を使いたかったからです。
嫁は寒いのが苦手なのでリビングを無くす考えにはなりませんでした。
双方にメリット・デメリットがあるので、
などの中間のアイデアを採用することも考えるといいかもしれません。
恋しくなる可能性があるか?
生活をイメージしたいですね。
家具の質が良くないと飽きやすい
質が良くないと置いているモノに飽きてしまうかもしれません。
その家具を使用する時間が長くする分、飽きてしまうリスクは高くなります。
例えば…
などが考えられます。
嫌な部分がより目立ってしまうって感じですかね。
納得のいくものを探すのがより重要になってきます。
具体的にどんな家具を選んでいけばいいか、
次の項目で見ていきましょう!
リビング・ダイニングで購入すべき家具のポイント
リビングなし、ダイニングなしを採用する際に選ぶポイントはつぎの通り。
一点でリビング・ダイニングの機能をまかなえるサイズ・形状を選ぶ
感覚が難しいかもしれませんが、使い勝手が悪くならないサイズ・形状を選ぶことがとても大事です。
具体的には以下のようなことをイメージすると考えやすいです。
失敗例を2つだしておきますね。
- 家族人数は4人でダイニングでもくつろげる一つだけ二人がけのダイニングソファを採用。
でも、ご飯を食べるスピードが違うため立ち上がるときの椅子の動きが少しストレスに…。 - ダイニングなしにしてリビングのみで大きく家具を設けた。
でも動線を切るように家具が設置されるため回り込むのが不便だった…。
などなど。
一番大事なのはそこでの生活のイメージです。
これから新築住宅を考えている方は、一度その状態で生活して体験することをオススメします。
今回のことに限らずイメージは大事です。
なんでも今のうちにやってみましょう。
良質でその空間の主役となりえる家具
デメリットでもふれましたが、使用する時間が長くなるため家具は良質であることが重要です。
私が思う主役となりえる条件はこんなイメージです。
上記の条件を満たすと、
長く飽きないけど印象的な空間
を演出できるはずです。
結局は好みなので一番最後の自分が好きなものかどうかはとても大事です。
好きではないものはあなたにとっての主役にはなりえないですからね。
良質なものは高いことが多いので、
つぎの2つがとても大事です。
経年変化・使用感を価値としてとらえられる家具
無垢床でも同じ話をしますが、経年変化や使用感を価値として感じられることはとても大事です。
住宅と同じで家具は必ず劣化します。
などあげるとキリがないです。
ローコストな家具でみられる化粧シートによる仕上げだと、劣化が味としてとらえにくいことが多いです。
長く使うからこそ、あなたの生活に馴染む味になるようなものを選んだ方がいいと私は思います。
それを価値として感じられる方はぜひ良質なものを考えてみてください。
でも価格は高そう…
と思うあなたは次の項目についても
考えてみてください。
一生使えるお気に入りの家具
良質なものは価格が高いことが多いですが、それでも一生使うつもりで購入するのをオススメしてます。
なぜなら、良質なものは手入れすることで長く使えるからです。
良質な家具は、
が違うためメンテナンス次第で長く良い状態で使うことが可能です。
ご自身でメンテナンスができるようになれば、何度も買い換えるのとそんなに変わらない可能性は十分ありますよね。
そして長く使うなら一生使えるお気に入りをぜひ選んでほしいなって思います。
家具を買う際にメンテナンスや寿命について聞いてみましょう。
話を聞いていくうちに良い家具と出会えるはずです。
まとめ:ポイントをおさえればリビングなし・ダイニングなしはおすすめ
地元ではないのですが、
最近できた家具屋で良質だなと思ったのはcraft nessというお店です。
良い家具を考えたい方はこんな雰囲気で参考にして探してみてください。
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