【新築住宅の失敗を防ぐ】ライフプランと家計の見直し

事前準備

新築を検討してるけど払えるか不安・・・

忙しくてずっと家計の見直しできてないの・・・

誰に相談すればいいのかしら?

ここでは上記のようなお金の心配を解決する手段について解説していきます。

この記事の内容
  • 新築計画でライフプランや家計を見直すことの必要性。
  • その道のプロのFP(ファイナンシャルプランナー)に相談すべき。
  • ライフプランの相談先はどこがいいか。
  • 保険相談時に考えうるトラブルや心配。

住宅営業で300以上のお客様にお家のご提案や相談にのってきました。
ほとんどの方がお金の不安を抱えて相談にいらっしゃいます。

建築屋としてできるのは建物の提案と住宅ローンのサポートぐらいなもの・・・。
その中でお金の役に立つには限度があります。

それではいけないと思い営業時代に取り組んでいたのは簡易的な家計相談です。
新築前と後で家計の違いを知ってもらい安心してもらうためのものです。

手応えはありましたがあくまで簡易的なものです。
将来的なお金までしっかり見れていないと意味がないと思います。
今回の記事ではお金の不安を取り除くプロへの相談について解説していきます!

新築住宅の計画でライフプランや家計の見直しをする重要性

新築を計画するタイミングでライフプランや家計を見直すことはかなり重要です。

住宅ローンのフラット35の提供をしている住宅金融支援機構の資料では、
約25人に1人が住宅ローンの返済が困難な状況になっていることがわかります。
事前のライフプランや家計の見直しはこれらの効果的な対策になります。

新築では家賃が住宅ローンに変わる以外にも、光熱費や固定資産税などかかる費用が変わります。
性能が上がり光熱費が下がると思われるかもしれませんが、全部がそうではありません。
一般的な賃貸よりも暖房範囲が広くなるため光熱費はあがることが多いです。
生活の変化による支出を事前に想定することでゆとりを守ることができます。

ひたすら我慢する節約よりも固定費を減らす方が生活に集中でき楽になります。
ぜひ新築計画に動く前にこの見直しをするようにしましょう。

新築前の家計やライフプランについてはFPに相談すべき

FP(ファイナンシャルプランナー)とは…

一人ひとりの将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家。ライフプランに基づく将来の見通しを立て、最適なアドバイスを行い、その実行をサポートするため「家計のホームドクター®」とも呼ばれています。

あなたの未来をうごかす ファイナンシャル・プランナー資格| 日本FP協会 (jafp.or.jp)

お金の相談にのってくれるプロなんですね。

では、なぜFPへの相談が必要なのでしょうか?

それは、新築計画を含めて将来の見通しをたてるサポートをしてくれるからです。
相談のメリットは大きく2つです。

FPへ相談するメリット
  • 家計の助言の他、適切な保険見直しによる家計の負担軽減が見込める。
  • 将来を考慮した資産形成やローンを含めた新築資金計画への助言がもらえる。

お金や金融、保険の知識があればご自身で見直していいです。
保険や資産形成で難しいのは何を選んでどんな内容にすべきか、だからです。
それを選ぶことができればプロに相談する必要もありませんからね。

お金の知識に疎い方は老後の資金問題、心配ですよね。
私も少し心配です。笑
ライフプランを見てもらうことで、そのときに資産がどれぐらい残る見込みなのかも確かめることができます。
それを踏まえた保険や資産形成のための商品提案が受けられます。

人によってはこんな疑問や心配もあると思います。

高い保険とか投資商品すすめられて住宅どころじゃなくなることってないの?

住宅建てるのは今じゃないってなったりしないの?

それもありえるかもしれません。
実際に商品の提案をされる可能性はあります。

でも今の保険内容が十分じゃないとしたら?
今のまま住宅を建てて本当に返済困難になる状況になるとしたら?

しっかりとプロの意見を理解し、それを元に自分で判断することが大切です。

FPに相談するときはこう考えてみてください。
適切に安全に理想の新築計画できる方法やタイミングを知ることができます。
先が見えにくいまま計画を進めて後悔しないためにも、新築計画前に相談をしてみてください。

FPはどこにいるの?

では実際に相談したい場合はどこへ行けばいいかを見ていきましょう。

FPの出現場所
  • 生命保険会社の営業職員
  • 銀行の窓口
  • 独立系FP
  • 保険相談サービス

相談は上記のような場所があげられます。

それぞれ違いがありますので1つづつ見ていきましょう。

生命保険会社の営業職員

保険会社の営業 メリット
  • 自社商品の知識レベルは高い。
  • 最後までワンストップ。
  • フォローを受けやすい。
保険会社の営業 デメリット
  • 他社を選べない。
  • 公平比較しにくい。
  • ほぼ営業をかけられる。
  • 保険料に営業の人件費が上乗せになっていることがある。

生命保険会社の直属で選択肢の中で最も営業色が強いためメリット・デメリットが大きくでます。

フォローのメリットはおそらく最も強いかと思います。
仕事の仕組みとして担当営業が受ける解約での損失は大きいからです。
もちろんそんなこと考えている人ばかりではないかと思いますが。

仕事のスタイル的にもフットワークが軽いため、何でもお願いしたい、任せたいという方には向いた方法ではないかと思います。

その反面、何度も営業をかけられることも多くあります。
商品も1社のみで公平な比較が難しいため、初めてのライフプラン相談をするには少しハードルが高いです。
新築時の相談としてはあまりオススメできません。

銀行窓口

銀行窓口 メリット
  • 資産状況に合わせた提案ができる。
  • 少ないが複数の商品を提案できる。
  • 銀行という点で安心感?
銀行窓口 デメリット
  • 支払能力を見た内容提案で過剰な内容になることが多い。
  • 保険相談サービスと比べ商品数が少ない。
  • 資産運用の手数料などは聞かないと教えてくれない。

比較的馴染みのある銀行で組織として安心感?があるのが一番のメリット。
ただ、やはりその安心感に身を委ねてはいけないと思います。
やはり各担当のレベルが高い必要があります。

銀行には多くの方が住宅ローンでお世話になるかと思います。
そういった意味では同じところにお願いすれば、他の場所に相談しなくても済みます。

今回の新築における相談においては、信頼できる担当がいるのであれば相談も1つ手だとは思います。
ただし、投資商品などの手数料説明が不足していたり、資産を見て高いものを販売するレビューも多数見受けられます。
全ての悪いレビューを参考にするわけではありませんが、銀行というだけで安心するのは危険に思います。
しっかり担当者を見て信頼できる人かどうか判断するのは大事ですね。

残りの独立系FP・保険相談サービスへの相談が最も良いかと思います。

独立系FP

独立系FP メリット
  • 有料相談で信頼感がある。
  • 中立の立場からの助言がもらえる。
  • 保険・投資・家計など幅広く高いレベルの知識が期待できる。
独立系FP デメリット
  • 有料のためハードルが高い。
  • 完全独立FPの場合、商品利用時の手続はセルフが多い。
  • 中には中立じゃない独立FPもいる。

担当の実力次第ですが、相談の質として最も良いものになる可能性が高いのは独立系FPだと思います。
相談業務がメイン、ということを考えると中立で公平な比較を高い質で行える可能性が高いです。

相談料は独自に設定しており差はありますが、1時間あたり5000円だったり、1万円だったりするようです。
日本FP協会の調査結果で相場がのっています。

ただし、独立系FPでも保険会社からの手数料をもらっているところもあるようです。
そういったところでは中立の意見が必ずもらえるとは言い切れません。

近隣の評判を聞いた上で、近場の信頼できるFPを見つけることができれば新築計画におけるライフプランや家計の相談先としてはベストだと思います。

保険相談サービス

相談場所を問わない訪問型と店舗で相談する来店型の2つにわかれますが、ひとくくりにしちゃいます。

メリット
  • 場合によっては中立。
  • 相談は無料。
  • 商品数が充実しており比較しやすい。
  • オンライン対応可能なところもある。
  • 営業職員の次にフォローが充実。
デメリット
  • 場合によっては店舗利益優先の提案。

デメリットが極端に少なくなってしまいました。
よくデメリットで担当のスキルのバラツキが言われますが、人が違うんですから当然です。
個人でやっていない限り、どの相談場所でも言えるデメリットかと思います。

「場合によっては中立」は、保険会社から店舗に入る手数料が高いものを販売していることもあるからです。
そのため「場合によっては店舗利益優先」というデメリットがあります。

中立で提案してくれる担当さんかどうか、一番良いのはサービスを受けた知合いからの紹介がよいと思います。
独立系FPと同様で信頼できる人と出会えるかどうかが一番重要だと思います。

新築計画前の相談はどこにするのがベスト?

新築計画で相談するなら独立系FPと保険相談サービスのどちらかです。

理由は2つあります。

  • 多くの商品を中立の立場で比較提案を受けられ、新築計画において家計のゆとりが出る可能性も高い。
  • ライフプラン・家計の見直しを打ち出しているため、相談数も多く店舗としての実績・事例も多い。

相談数が多ければ、提案できる質や幅も良くなっている可能性も期待できます。
もちろん、新築を建てる前の相談、という事例もあるでしょう。

あとは有料か、無料かの違いです。

独立系FPでも完全中立ではないところがあるとお伝えしました。
お金にゆとりがないと感じている、今の手元のお金もあまり出したくない。
そんな場合は一度、保険相談サービスで相談し納得できなかったら独立系FPに相談すると良いと思います。

2つ相談することは大変かもしれません。
でもこういった業界もプロごとに様々な考え方があるため、本当に自分にあっているのかを考える上でセカンドオピニオンを探すのはとても有効だと思います。

相談の質はどこに相談するかではなく、担当者で決まる。

レビューにはいろいろなことが書いてあり、悪いことにすごく目が行ってしまうと思います。
新築計画前の相談ともなればなおさらです。
私も最初に悪い評判から見てしまいます。笑

でも、そういったところって必ず良いレビューもありますよね。
それは担当によってアタリ・ハズレがあるからなんです。
スキルもそうですが、相性もあります。

独立系FPでも保険相談サービスでも、合わないと思ったら担当を変えることができます。
会社にとってもお客様にとっても円滑に話が進んだ方がいいですからね。

オンラインでできる保険相談が手軽。

忙しい場合にはオンラインを活用すると良いかと思います。
ネット環境さえあれば相談ができます。

注意が必要なのは提案できる商品が限られていたり、オンライン対応ができないような会社もあったりします。
選択肢が増えた分選ぶのがとても大変かと思います。

ただ、ライフプラン相談の質は担当者さん次第です。

良いかたと出会うためにもせめて2社ほど相談していただいたり、紹介してもらうなどの行動が必要です。

提案できる商品やサービスの幅がある会社かどうかだけは最低限確認して臨みたいですね。
参考までに私が調べた中で住宅のライフプラン相談で使えると思ったものをピックアップしました。

もしよければご利用ください。

保険相談サービス例

まとめ

  • 新築計画前に家計やライフプランの見直しをすることで、安心できる。
  • 相談先は独立系FPか保険相談サービスがオススメ。
  • ただし、相談の質は担当次第で完全中立とは限らないため注意が必要。

この準備のSTEPがあることで必ずあなたのお家づくりが安心できるものになるはずです。
ぜひ取り組んでみてください。

あなたのお家づくりのお役に立っていると嬉しいです。
それではまた。

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