ども、ほむらです。
住み始めてからのこんな失敗を回避することができます。
- 持ち込もうと思ってた家電や家具が搬入できなかった。
- 収納量が思ったよりも足りなかった。
- 収納を重視したけど、LDKとか他の空間をもう少し広くすればよかった。
間取りでの失敗(こうすればよかった)は必ず出てきます。それをどれぐらい少なくできるかは事前準備にかかっています。
今回、収納の話題がメインになっているのは、お客様が持っているもの、これから持つものは工務店側ににはわからないからです。
SUUMOさんでのアンケートでも広さや収納の失敗がランキング1位、2位に来ています。多くの方が感じてらっしゃる失敗をできるだけ回避できるように準備していきましょう。【2020年最新版】先輩161人に学ぶ!間取りの失敗ランキング (suumo.jp)
その準備は100%じゃなく計画・予定で十分です。おそらく想定外のことばかりだと思います。そんな中でも、できるだけ誤差を少なくするための準備です。こんな生活・家族だったらいいなという希望でもいいです。人生設計のようなものをぜひ家族会議で考えてみてください。
家族会議をやった上で、実際にこれから案内することをやってみてください。
それではいきましょう!
断捨離をする。(現状把握)
間取りを作成していく前に、断捨離を通して現状の把握をしましょう。
間取り作成前に断捨離をするのはこのようなメリットがあるからです。
- 今の生活がスッキリし、今後の家事・掃除などが少しラクになる。
- 引越しのときの荷造り・運搬がラクになる。
- 住宅購入後に持っていくものが整理しやすくなる。
- 住宅購入後に購入が必要なものが整理しやすくなる。
- 物が少なくて済む場合、収納を抑えることができ坪数の削減につながる。
- 収納以外に広さを持っていきやすくなる。他のスペースが充実しやすい。
物が多いと整理が大変です。間取りの作成時も考えにくいです。できるだけ物が最低限であることが理想です。
ただ、家族それぞれ必要なものは変わってくると思いますので、無理は禁物です。家族会議で決めたことに沿って必要なものと、そうでないものをしっかり判断してみてください。
間違いなく必要ないと思えるものを今のうちに手放すととてもお家づくりの役に立つかと思います。
持っていくものを整理する。
断捨離で整理した持っていくものをまとめていきます。
この作業で具体的にすることは以下のとおりです。
- 家具や家電などの大きなものは品番・寸法(幅・奥行・高さ)と写真を残す。
- 小さなものはグループごとに寸法(幅・奥行・高さ)と写真を残す。
※グループは例えばカラーボックス、ラック、衣装ケースなど。クローゼットや押入れ必要な収納サイズでもOK。
- 整理し終わって可能なら、住宅購入時にこんな風に収納したいという希望の形を考えながら、戻していく。
写真を残すときはスマホやタブレットにデータで残すことをおすすめします。標準のメモアプリで問題ありません。それを工務店の担当者に共有するだけで、双方かなりスムーズに打ち合わせが進みます。共有することで、その家電や家具に必要な寸法などを考慮した設計してくれるはずです。
もし、寸法はかったり残したりするのが手間な場合は、担当者に来てもらうのも1つの手です。どういう風に生活をしているのかも伝えられ設計者の貴重な材料になりますし、正しい寸法をしっかり測ってくれると思いますので、面倒だなと思う方は持ってくものを整理した上で相談してみてください。
将来的に必要なものを整理する。
20代などまだお若いお客様ですと、これからお子様が生まれたり、成長に合わせて必要になる物もあると思います。あとは、将来的にマッサージチェア置きたい、ワンちゃんを飼いたい、ホントは使いたい冷蔵庫があるとかとかいろいろありますよね。
それらを、先程の持っていくものを整理するときと同様にやってみてください。もちろんこれはあくまで予定・計画です。100%じゃないかもしれませんが、それを踏まえて進んでいかなければ設計はそれに対応していけません。
具体的にやることはこんな感じです。
- 将来的に必要なものの品番・寸法(幅・奥行・高さ)・写真を残す。
※Amazonや楽天などで詳細がわかればそのスクショやURLでもOK。
- もの以外で必要になるスペースがあればそれも文章などで残す。
※ヨガやストレッチ、ワンちゃんを飼うなどの必要なスペースなど。
もしわからなければ分かる範囲でOKです。親切な担当者の場合、その旨伝えれば一緒に考えたり、分かる人に聞いてくれたりしてく手伝ってくれます。ワンちゃんの場合だと愛犬家住宅コーディネーターという資格もあり、実際にワンちゃんが好きな設計士さんは取得していたりするので頼ってみたいですね。
あとは同じような状況で身近で住宅購入した知り合いがいればぜひ遊びに行っていろいろ話を聞くのも1つです。自分が建てた家について話すのは楽しいので、きっと快くいろいろ教えてくれるのではないでしょうか?
まだ子供がいない方の場合、新築を建ててなくてもお子様がいるご家庭に行くだけで参考になると思います。おもちゃなどでどれぐらいのスペースをつかっているのか?どういう風に収納しているのか?いろいろ情報収集してみましょう。
収納のシミュレーションをしてみる。
新しい住宅が購入できた場合の物の量がある程度わかったら、どこにどれぐらいの大きさが必要か、それをどう収納するか、シミュレーションしてみてください。
考え方やポイントをまとめてみました。
- 融通が効くかどうかは重要度が高い。棚をつけすぎるのは望ましくない。
- 考え方は2つ。用途に合わせて収納するか、まとめて収納するか。
- 床から天井までの高さは工務店によるがだいたい2.4m。その高さの中で計画する。
- 幅が何m必要かで考える。(帖数だと情報量が増えるため、長さの方がラク。)
- 扉は造作やらでお金がかかるため、100円均一や無印の収納箱で考えるとコスパ◎
- 見えない場所はカラーボックスなどの持込家具なども積極的に活用する。
- 無印良品さんの収納シミュレーターを活用してみる。
- シンデレラフィット一歩手前、「ゆるっと」シンデレラフィットを目指してみる。
※シンデレラフィットとはピタッと気持ちよくはまる感覚で収納できたときのことを言います。
あくまで現状の希望って感じで大丈夫です。住んでからもどんどん生活スタイルは変わっていきますし、新しい商品もでてきます。なので、そのときにどれぐらい融通が効くように計画できるかが大事だと思います。
なので、収納は作り込みすぎず、上部の枕棚のみ、あっても布団とかが収納できるような中段ぐらいまでで収めるのが理想だと心の底から思っています。空いているスペースはカラーボックスや衣装ケースなどで収納、見える場所は無印良品さんの収納箱を活用してみたりするとおしゃれに収納できそうですよね。
これらを考えることで、本当に必要な収納の量を把握し、LDKなどのその他の空間へ無駄なく費やせるようになります。
まとめ
ここまでご案内した持っていくもの・これから必要なものが明確になってくると、本当に必要な収納のイメージが具体的になると思います。
シンデレラフィットぎちぎちだと、融通が効かないと思うので、その一歩手前の「ゆるっと」シンデレラフィットを目指して収納の計画をしてみましょう。
きっとあなたの家づくりの役に立つと思います。ぜひやってみてください。
それではまた。
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