困ったさん
平屋っていいわよね。
でも価格が高いって…
建てれるかしら?
平屋いいですよね。
たくさん作った経験があるので、
平屋の価格を抑える方法
お伝えしますよ!
平屋は2階建てに比べて難易度が高いです。
2階建てがEASYなら平屋はVERY HARD。
(※私の感覚です。)
平屋は予算の他にも土地や間取りにも特徴があるからです。
この記事を読むことで
平屋の価格を抑えた上で失敗しないための対策
を知ることができます。
平屋でもゆとりをもてるようにしましょう。
平屋住宅の価格は高い
平屋住宅は2階建てと比べて価格が高いです。
理由は、
- 基礎と屋根の面積
- 地盤改良の面積
- 土地の面積
です。
間取り、土地選びに影響するので把握しておきましょう。
基礎と屋根の面積
平屋住宅は基礎と屋根の面積が大きくなるため、価格が高くなります。
さらに基礎と屋根は他の工事と比べても面積あたりの価格は高いです。
なので同じ大きさの2階建てと平屋でも、
増えた基礎・屋根の面積分割高になります。
2階建てでも基礎と屋根の面積が少ない
総2階建てが一番コストを抑えることができます!
地盤改良工事の面積
立地にもよりますが、平屋住宅の地盤改良工事は価格が高くなります。
基礎の面積が広くなるということは地盤改良の必要な範囲も広がるからです。
例えば
- 30坪の2階建てだと改良範囲は15坪
- 30坪の平屋だと改良範囲は30坪
➡2階建てと比べ2倍までいかないけど高くつく
ということになります。
地盤強度の傾向はジャパンホームシールドの地盤サポートマップで確かめることができます。
できる限りその地域の地盤強度を把握した上で土地選びをしたいですね。
地盤調査は何も言わなければ契約後になります。
自分はお願いして契約前に確かめるのがおすすめです!
土地の面積
平屋の場合、土地の価格が高くなるのは必要な面積が広くなるからです。
土地は好きな面積を買えるわけではありません。
良い価格・立地で見つかったとしても、平屋の間取りが入らなければ意味がないです。
より土地の条件が狭まるため、範囲を広く柔軟に土地選びをしていけると負担が少ないと思います。
もし希望エリアを変えられない場合は、
次に出てくる半平屋などで土地におさまるよう
検討してみてはいかがでしょうか?
平屋住宅の価格を抑える方法
平屋の価格を抑えるための方法はこちら。
- 間取りを小さくする
- 半平屋にする
- リビング中心の間取りにする
- 凹凸のないシンプルな形にする
- 間取りの要素を減らす
- 少し大きめの安い土地にする
間取りを小さくする
間取りが大きいほど価格は割高になるので、一番の近道は間取りを小さくすることです。
具体的には、
- リビング中心の間取りにして廊下を減らす。
- 無駄を減らす
- 間取りの部屋や要素を減らす
- 用途を兼ねる部屋を作る
etc…
などが考えられます。
間取りを小さくするにはお家づくりの優先順位が決まっている必要があります。
光熱費や固定資産税の削減にもつながるので積極的に検討したい項目です。
間取りの使い勝手とコストを天秤にかけて
選択していきましょう。
半平屋にする
半平屋とは一部の部屋を2階、またはロフトに設けた間取りのことを指します。
半平屋にすると基礎・屋根の面積を小さくでき、価格を安くすることができます。
私がおすすめしたいのは子供部屋を2階にすることです。
(他に2階に持っていけるものがないと思うので…)
収納でもいいのですが、老後を考えて平屋を希望しているなら上り下りで使い勝手が悪くなるのでやめたほうがいいと思います。
屋根裏空間のような雰囲気で楽しい空間になるので、子供部屋をもっていくのは個人的にはおすすめです。
三角屋根や勾配屋根との組合せが
相性抜群です!
凹凸のないシンプルな形にする
平屋に限らずではありますが、凹凸が多いと建物価格と固定資産税が上がります。
理由は
- 同じ面積でも凹凸がある方が外壁面積が広くなる
- 外壁のコーナー材が増える
からです。
できるだけ正方形に近いほうが、外の空気に触れる面積が小さくなるので光熱費もおさえやすいです。
極力シンプルにきれいな形で間取りをつくるようにしましょう。
凹凸があるとおしゃれに見せやすいですが、
建物的には良いとは言い切れません。
間取りの要素を減らす・まとめる
平屋の難しい点は一つのフロアに全部詰め込むということです。
間取りの要素を減らしたり、まとめたりすることで、
坪数を減らせるのと同時に間取りの自由度も上がります。
間取りの要素の具体例は、
- 洗面と脱衣を分けているのを洗面脱衣にまとめる。
- 各部屋の収納をファミリークローゼットとしてまとめる。
- サンルームを客間や洗面脱衣とまとめる。
etc…
などです。
要素を減らしたり、まとめたりするには、その部屋の用途を考えるとやりやすいかと。
用途を兼ねることができれば部屋として一つにできると思います。
理想を壊さずに坪数を減らすアイデアをこの記事で解説してますので参考に。
街からもう少しだけ離れた場所で土地を探してみる
平屋に必要な土地の面積は大きいです。
栄えた場所だと価格が高い上に坪数は小さいことが多いので、平屋の計画がしにくいかと思います。
予算と土地の大きさを考えて一つ奥のエリアで土地探しを検討してみましょう
建てれる大きさの土地情報が見つかり、予算にもゆとりが出やすくなると思います。
もしハウスメーカーも不動産会社にも相談して土地が見つからないときはこの記事に書いてるいろんな方法で探してみてください。
失敗しない平屋住宅のポイント
平屋住宅の計画は2階建てとはかなり違います。
失敗しないためにもこちらのポイントを抑えてほしいです。
- 日当たりを確保する
- プライバシーや防犯性の確保
- 平屋住宅にこだわりすぎて無理が生じてないか?
日当たりの確保
平屋住宅は日当たりの確保が難しいです。
難しい理由はこんな感じです。
- 1フロアに1世帯の全てを詰めるため日当たりの悪い場所が必ずできる
- 土地を広く使ってしまうため隣家に近くなり日陰になりやすい
周辺環境にもよるため土地選びもかなり重要です。
日当たり確保するために気をつけられることは、
- 隣家も平屋になっている。
- 土地の大きさにゆとりがある。
- 間取りの日当たりシミュレーションをしっかり行う。
ぐらいでしょうか。
温かいお家を実現するためにも日当たりは重要なので気をつけて計画しましょう。
日当たりを確保するのに天窓は向いてますが、
雨漏れのリスクが高くなるのでおすすめしません!
プライバシーや防犯性の確保
平屋住宅はプライバシーや防犯性の確保が難しいです。
2階建てと違い、全ての部屋が外から届いてしまうため窓の計画やセキュリティに気を使う必要があります。
プライバシーや防犯性を確保する方法としては、
- 高窓(侵入できないような高い位置の窓)にする。
- スリット窓(通り抜けできない細長い窓)にする。
- 窓に格子を設ける。
- セキュリティサービスを活用する。
etc…
などがあげられます。
地域によるかと思いますが、心配な方は細かい部分から気をつけてみましょう。
平屋住宅にこだわり過ぎて無理が生じてないか?
平屋へのこだわりが強すぎて、その他の部分に無理がでたりはしていませんか?
平屋は予算による圧迫があるものの、一生通して使いやすいメリットから今とても人気があります。
どうせ使えるなら一生使える形に…
というお気持ちはわかりますが、お家づくりの優先順位はしっかり叶えられていますか?
平屋を諦めて2階建てにすることで、叶えられる要望はたくさんあると思います。
改めてあなたのお家づくりおける平屋の重要性を考えてみてはいかがでしょうか?
平屋を建てたあとの生活が
問題ないのかしっかりイメージしたいですね!
平屋住宅が高い理由と価格を抑える方法のまとめ
- 平屋住宅の価格が高いのは基礎・屋根・地盤改良・土地の面積が原因。
- 平屋住宅の価格を抑える方法
- 間取りを小さくする
- 半平屋にする
- リビング中心の間取りにする
- 凹凸のないシンプルな形にする
- 間取りの要素を減らす・まとめる
- 街からもう少しだけ離れた場所で土地を探してみる
- 平屋住宅の計画で気をつけること
- 日当たりの確保
- プライバシーや防犯性
- こだわりすぎて無理してないか
平屋住宅は一生を通して使いやすい魅力的な形です。
ただ、住んだあとのお金にゆとりがなければ一生後悔するかもしれません。
ここでご案内した方法以外でも建築費の負担を減らす方法はあります。
私が分かる範囲のコストダウンの方法をまとめましたので参考にしてください。
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