【外観・内観コーディネート】コストをかけずにおしゃれにする7つのポイント

建て方
  • おしゃれにしたいけど、外観や内観のデザインには予算かけられない。
  • うまくおしゃれな外観にできない。
  • イメージができなくてコーディネートが考えられない。

そんな方々にできるだけコストをかけずに理想に近づける方法やポイントをお伝えします。

ご自身だけで考えるのはイメージができず難しいです。できるだけプロにイメージを作ってもらい、決定していきましょう。

それでも迷走してしまった!という方はぜひ参考にしてみてください。

それではいきましょう。

事前準備:外観・内観の理想の写真を1枚づつ探す。

まずは自分の理想がどのようなものか伝える材料が必要です。ご家族、担当者の方とイメージを共有できないとスムーズに打ち合わせできません。

探し方はこのような方法が考えられます。

  • instagram、Pinterest、RoomClipなどのSNS
  • 住宅雑誌
  • 工務店HPの施工事例
  • 実物の写真

SNSや雑誌などで気になった工務店のHPで施工事例を見るのがおすすめです。

工務店の特色が気に入ったりするケースが多いので、HPの施工事例でも気にいるかと思います。

実物の写真は、突撃お宅訪問もありだと思ってます。

新築を検討してて、素敵なお家だと思ったのでよかったら写真を撮ってもいいですか?

勝手に撮るのは盗撮になっちゃうので注意・・・。

 

準備した理想の写真を元に、特徴を取り入れたデザインをプロと考えていきます。

注意点としては、まったく同じ形でデザインしてしまうと問題があります。

著作権の問題でしょうか・・・注文住宅の場合、オリジナリティも大事です。丸パクはやめましょう。

コストをかけない外観デザイン

外観のデザインは、建物形状や外装仕様、窓などのバランスを見ておしゃれかどうか判断されます。

住宅営業をやってておしゃれだと感じた建物は決まったポイントをおさえていました。

その中でもコストをかけずにできる外観のポイントをご案内します。

窓の位置、形の特徴をとらえる。

好みのデザインによって窓の考え方が変わります。

北欧風の可愛らしいデザインの場合、窓の配置にリズムがあります。

モダンでスタイリッシュなデザインの場合、縦・横に規則性があったりします。

デザインは無限なので一概には言えませんが、外観の理想の写真から窓のルールや規則性を読み取ることができれば、似たテイストでデザインをすることが可能になってきます。

注意点としては、デザインは使い勝手とは別問題です。バランスをしっかりとれるように考えましょう。

アクセントは箱や面を意識する。

これは私個人のこだわりですが、急に貼り分けするのは好きではありません。角やサッシで縁が切れる場所で貼り分けてみてください。

この理由を文字におこすのは難しいですが、箱の素材は統一されている方が自然、と言えばいいんでしょうか。突然、色が変わるのは不自然です。

シンプルに洗練されたデザインにするためにも、統一感を大事にすべきだと思います。

 

木目調や塗り壁調、タイル調など何かを模しているタイプの外壁材だとこのルールを守らないとカッコがつきません。本物を使う場合、それを補うことができるのですが・・・。

どうしても途中でアクセントが入ってしまう場合は見切材を入れた方が様になると思います。

外観パースを工務店の方に作ってもらい、イメージを具体的にしてみてください。

北間口の土地を選ぶ。

北間口がデザインにつながる理由は、窓が少ないためスッキリ見せられるからです。

北海道では冬場に日差しを入れて室内を温めるように南・西面の窓を大きく設計し、北面の窓は日差しが入らず不利なため風通しを考えて最低限に設計します。

なので北側道路の土地の場合、窓の少ないスッキリとした北面が住宅の顔(ファサードといいます。)になります。

窓が大量についてると、おしゃれに見せるのが難しくなります。それ以外の間口の土地の場合は、設計者さんの腕の見せどころです。笑

北間口の土地は金額が安いことが多く、外観・コストの両方でメリットが感じられるので、個人的にはおすすめです。

あるべきものを見せない、隠す。

窓が少ない方が・・・というのと似ています。

窓、玄関ドア、外部フード、室外機などが外壁にゴチャゴチャついていると、シンプルにまとまりません。

それらを見えにくい面に置くか、外構で隠すことでスタイリッシュにすることができます。

よっぽどのことがない限り、それでグレードアップ費用がかかることはないかと思います。

ただし、屋根勾配によっては雨や雪が落ちる関係で融通が効かなかったり、位置を変えると設備性能に影響がでることもあります。それが許容の範囲内なのか工務店に確認しましょう。

コストをかけない内観デザイン

内観は家具や家電など家に入れるものの影響を受けるため外観よりもイメージがしにくいです。

できるだけ住宅のカラーコーディネートで無理をしない、が基本の私の姿勢になります。

細かい内容はこの3つです。

理想の写真に忠実か、色を使いすぎない。

床や壁、家具やカーテンなどできるだけ理想の写真に忠実に色を選ぶのが間違いありません。理想の写真を担当者に見せて、「これに近い色で選んでください・・・」が1番いいです。

理由は大量の選択肢の中から住宅の仕様を選ぶのは大変だからです。選べるものを全部把握する必要はないので、担当者の方に選んでもらうか、色を絞ってもらって決めましょう。

もし、どうしてもご自身で全部選びたい方は、色を使いすぎないようにしてください。ポイントを以下にまとめました。

  • 床・扉:理想の写真に近い色味
  • それ以外の部材:白(アクセント部を除く)

アクセント部は例えばクロス、デザイン柱などインパクトをつけたい部分

アクセント、、、ようは力を入れてデザインをしたいところに色を入れてください。

さらに白は圧迫感がなくなり広く感じやすいですし、色が少なくなることでカーテンや家具も選びやすいです。

白だとつまんない・・・なんてことありません。だからこそアクセントが活きてきます。

アクセントは箱や面を意識する。

外観のときと考え方は似ています。箱や面ごとにアクセントを入れるかを検討するようにしてください。

理由は同じで、それが不自然じゃないから、です。(すみません、自分の経験値ではそこまでしか言えません。)

 

例外としては予算がありタイルや羽目板など本物の素材を貼る場合です。これはもう、素材が自然ですから。(ほんと語彙力もなくてすみません。)

クロスの場合、アクセントを貼っても陰影はでません。でも、本物は手触りがあり、ニオイ陰影ができ、存在感があります。きっと、見学会などで実物を見ていただくとご理解いただけるかと思います。

住宅のカラーコーディネート以外で空間を演出する。

今までの話を聞くと色がシンプルすぎてつまらないと思うかもしれません。

でも、それは見えている範囲が狭いかもしれません。工務店の伝えるイメージが不十分というのもあるかもしれません。

住宅のカラーコーディネート以外の要素はたくさんあります。

  • 家具・家電
  • カーテン
  • 照明計画(←結構重要)
  • 窓を含めた間取り

※生活感が出ることでその他にもノイズが・・・。

できるだけシンプルに考えて雑貨や植栽などでお好みに仕上げていくのが自由度が高く、長く快適に住んで頂くためのお家づくりにつながると思います。

この中でも特に照明計画はかなり影響力があります。使う器具の選び方もありますが、配置やアイデア次第で空間がガラッと変わります。

ぜひ、設計者さんにお金をかけずにおしゃれに考えてもらいたいですね。

お金がかかっても検討したいグレードアップ

ここから先は予算があるなら、検討してほしい、価値のある内容です。

もちろん、いろんなご意見あるかと思いますが、長く住んでいくことを考えるとメリットが出ると思います。

ぜひ、担当者さんにどんなものが選べるか、変えるとしたらいくらかかるか金額の確認をしてみてください。

ガルバニウム鋼板

最近よく見かけるようになった鉄板の外壁です。人によっては倉庫みたいってことで嫌いな人もいるようですが・・・。

オススメする理由はメンテナンスの期間とスタイリッシュさです。

メンテナンスは20~25年前後の保証がついている商品が多いので、塗装を長くしなくても済むかと思います。

塗り壁を使うような可愛らしいお家が好みの方はオススメしませんが、モダンやシンプル・ナチュラルなお家だとピッタリ、スタイリッシュに仕上がります。

窯業系の外壁から比べると80万円~100万円高くなることが多いのではないでしょうか?

窓のサイズアップ(北国限定)

南or南西面の窓を大きくしましょう。

外観はバランスの問題もありますが、内観を考えても大きい窓は外まで視線が抜けるため開放感をだせます。

さらに日差しの力を借りることで、冬場の暖かさにも繋がります。ただ、窓を大きくしても隣家で影になる場合は意味がありませんので、周辺環境を考えて設計士さんに相談しましょう。

大きくするサッシは片引きなどのスライドタイプは気密性に劣るのでこだわりがない限り使わないようにしましょう。

無垢床

私はデメリットが気にならないので、上げさせてもらってます。

気になる方はやめたほうがいいです。

メリット

  • 経年変化で味が出てくる。(人によるけど傷・汚れ含め)
  • 肌ざわりが優しい。あたたかく感じる。
  • 調湿効果がある。

デメリット

  • 傷・汚れがつきやすい。日焼けもする。
  • 季節により収縮・膨張するため隙間ができる。
  • 金額が高い。

私はこのデメリットも含め愛せる自信があります。(汚れとか傷に対し少しズボラな点もあるかもしれませんが。)このメリットに対しお金を払うのは苦ではありません。

作戦としては全体を無垢にする必要はないので、水回り以外の1階床だけでOKです。コストも抑えられ、LDKが居心地のよい空間になると思います。

まとめ

今回はできるだけコストをかけずにおしゃれにするのに気をつけるべきポイントをご案内しました。

極力シンプルに考えて、住んだ後ご自身の好きなもので色を出していくのが、長く愛せるお家にする一番のポイントです。

もし予算があれば、最後のグレードアップも検討してみていただければ、より良いお家になると思います。

皆さんのお家づくりのお役に立つことができれば嬉しいです。

それではまた。

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