黒い外壁の新築住宅でよくある失敗と対策

建て方
注文住宅検討中
注文住宅検討中

黒い外壁のお家
かっこいいわぁ~。

ほむら
ほむら

いいですよねぇ~。

でもデメリットあるので、
わかった上で採用しましょうね。

  • 黒い外壁の失敗事例
  • 選ぶ場合に注意したいこと

私の勤めていたハウスメーカーではお客様からご指摘をもらって、
何度か外壁を交換するような事態になったことがあります。

外壁の不具合とかじゃないんです。

原因は、「黒い外壁のデメリットをよくお伝えしきれてなかった」ことが大きいと思います。

この記事を読めば、
私の経験から学んだ黒い外壁のデメリットや選び方を知ることができます。

よければ参考にしてくださいね。

色以外の外壁についてはこちらで解説しています。
色を選ぶ前の段階の方は参考にしてください。

新築住宅で黒い外壁を選んだ場合の失敗事例

アイジー工業株式会社丨ガルブライト

黒い外壁には以下のような失敗があります。

  • 傷が目立ちやすい
  • 汚れが目立ちやすい
  • 外壁がすごく熱くなる
ほむら
ほむら

私が実際に経験したことや、
周りの人を見て感じたことを

お伝えしていきます!

傷・跡が目立ちやすい

黒い外壁は擦り傷や跡がとても目立ちやすいです。

表面が黒いため、他の色の外壁と比べ目立ってしまいます。

ちょっとした摩擦で傷や跡がついてしまうため、
私の勤めていたところでも何度かやり直す現場がありました。

ハウスメーカーによっては傷がつく前提で、
了承が得られないと施工しないところもあるかもしれませんね。

ほむら
ほむら

住みながら工事するのはお互いストレスです。

極力、避けたいですよね。

汚れが目立ちやすい

黒い外壁は傷と同様で汚れも目立ちやすいです。

汚れは立地などによりますが、

  • 生き物の糞
    (海ならかもめ、山や森なら虫がショッキングです…)
  • 土や砂
    (農家さんなど土埃が舞いやすい場所は注意)

などが上げられます。

立地に合わせた外壁の色や柄を選ぶのが重要になってきます。

ほむら
ほむら

対策はこのあと解説しますね。

外壁がすごく熱くなる

黒い外壁は熱を吸収しやすいです。

理由は先生じゃないので具体的には難しいですが、

光を吸収して熱にするから
  • 白:光を反射するため物体が明るく見え、熱も吸収しにくい。
  • 黒:光を吸収するため熱くなりやすく、また物体も暗く見える。

というような感じです。

誤差レベルですが冷暖房負荷にも影響します。

  • 冷房を重視したい:白にして夏場あつくなりにくくする。
  • 暖房を重視したい:黒にして冬場あたたまりやすくする。

どの時期を重視したいかで検討するのもありですね。

熱の影響で建物の寿命は変わる?

前述した通り、熱の影響を受けにくいのは白です。

そのため白のほうが建物の内部が結露しにくい環境を作ることができます。

ラグジュ建築と不動産さんでは壁内結露に影響するという結果のシミュレーションをしています。

黒よりも白の方が熱的影響をちょっとだけ抑えやすいんですね。
とっても勉強になります。

ほむら
ほむら

ラグジュさんには、

いつも勉強させてもらってます。
(いつもありがとうございます!)

黒い外壁の選び方で気をつけたいこと

ここからは新築住宅の営業を経験して感じた黒い外壁選びで注意したいポイントについてです。

  • 極力、脱・シンプルで汚れや傷を目立たせない。
  • 周辺環境を把握した上で選択する。
  • デメリットを知った上で採用する。

できるだけ脱・シンプルで汚れや傷を目立たせない。

シンプルな形状を避けて汚れや傷を目立たせないようにしましょう。

外壁の汚れを気にするのであれば、

  • 平らな面が多い外壁
  • 色柄の無い単色の外壁

は避けるのがベストです。

わかりやすい例は、ガルバです。

フラットタイプのガルバは本当にカッコいいです。
でも、外的な損傷はとても見えやすいので注意が必要になります。

それとは対局にある凹凸のある外壁は陰影や模様、色・柄が汚れや傷をカモフラージュしてくれます。

好みのデザインもあるかと思いますが、
対策したい場合は気をつけてみてください。

ほむら
ほむら

色柄があるとシンプルさに欠けるので
デザイン考えると悩みどころです…

環境をしっかり把握して選択する

外壁につく汚れや傷などは環境次第です。

計画地でどんな汚れや傷の可能性があるかを考えてみましょう。

  • 虫が多い。
    ➡虫の糞がつくと白は汚く見える…(農家さんなど)
  • かもめが多い。
    ➡かもめの糞がつくと黒はかなり目立つ…(漁師さん)
  • 土埃が多い。
    ➡白も黒もある程度目立つため、中間色がおすすめ。
  • 前面道路が砂利道で幅もせまい。家との距離も近い。
    ➡車通行時の飛び石が心配。黒よりは白のほうが目立ちにくい…かなぁ?

など地域・環境によって適した外壁の選び方が見えてきます。

それでも黒がいい場合は、前述の通り。
脱・シンプルで汚れ・傷が目立ちにくいタイプを選ぶようにしましょう。

ほむら
ほむら

閑静な住宅街ならあまり考えることはないかもしれませんね。

デメリットを知った上で採用する

ここまでいろいろ言いましたが、
黒いシンプルな外壁がダメというわけではありません。

ただ、デメリットを知った上で採用していただきたいです。

わかっていて採用していれば、

デメリットがわかっていた人
デメリットがわかっていた人

あ~、やっぱりこうなったね。

で済みます。

デメリットで好きなデザインにできないのはつまらないです。

飲み込めるデメリット、計画上デメリットと言えないものであることもあります。

しっかり営業担当にご自身の場合がどうか案内してもらうようにしましょう。

ほむら
ほむら

営業担当もわからなければ業者さんに

確認してくれますので、

どんどん頼りましょう。

まとめ:長い目でみるなら中間色がいいけど、黒い外壁いいよね。

  • 黒い外壁の失敗は、
    1. 傷や跡がつきやすい。
    2. 汚れがつきやすい。
    3. 外壁が熱くなりやすい。
  • 選ぶ際の注意点は、
    1. 傷や汚れをきにするなら脱シンプル。
    2. 建てる環境をよく把握して選ぶ。
    3. デメリットを知った上で採用する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました